株式投資の基礎知識
[主な株式市場]
●東京証券取引所 (東証:とうしょう)
・プライム市場
・スタンダード市場
・グロース市場
[キャピタルゲインとインカムゲイン]
キャピタルゲインとは、株の売却益のことです。例えば、10万円で買った株を15万円で売れば5万円の差益を受け取ることができます。これをキャピタルゲインと呼びます。
逆に売却損が発生した場合は、キャピタルロスと呼びます。
インカムゲインとは、株を保有していることにより受け取ることができる配当のことです。
この配当を受け取るためには、各銘柄に定められた権利確定日に株を保有している必要があります。
通常、権利確定日はその企業の決算日であり、また中間配当がある場合は中間決算日もあります。
ただし、権利確定日には注意が必要です。株は保有していることが反映されるまでに4営業日かかりますので、実際には、権利確定日の5営業日前(休日を除いた5日前)にその株を保有している必要があります。
逆に言えば、権利確定日5営業日前の取引終了時点で保有しておけば配当を受ける権利が与えられますので、その株を長期保有していなくても権利確定日5営業日前に買って翌日に売却しても配当が得られます。
また、お得な株主優待を設けている銘柄もあり、これも権利確定日にその株を保有していればOKです。
[割安株の見つけ方]
●PER (ピーイーアール)
「株価収益率」
株価がその企業の収益の何倍になっているかを比較する指標です。
業種よっても利益率は異なるため、どのくらいなら適正かは一概に言えませんが、
目安としては20~25程度です。
PERが低ければ割安、PERが高ければ割高 となります。
●PBR (ピービーアール)
「株価純資産倍率」
株価がその企業の資産の何倍になっているかを比較する指標です。
目安は1倍です。
PBRが低ければ割安、PBRが高ければ割高 となります。
[売買スタンス]
株式投資の売買スタンスは「デイトレ」「スイング(短期)」「中期」「長期」などがあります。
それぞれのメリット・デメリットを考慮して、自分に合う売買スタンスを選びましょう。
●デイトレ (デイトレード)
1日に内に少ない利幅狙って買いと売りを繰り返す方法。
相場が開いている間中、株価をチェックして売買する必要があるため、サラリーマンなど日中パソコンに張り付いていることができない人には向きません。
株価の上下するタイミングだけで取引するため、その企業のことをほとんど知らずに売買したり、チャート分析などを行うことなく売買することが可能です。
取引終了後の下方修正や相場の暴落などの場合も保有している株がほとんどないのでリスクを受けにくいというメリットがあります。
1日何度も売買を繰り返すため売買手数料が多くかかります。定額制の売買手数料が設定されている証券会社等を上手に利用しましょう。
●スイング (短期売買)
数日~数週間程度で売買する方法。
短期間で大きな利益を狙います。
日足チャートや週足チャート等で現在の相場状況を分析して投資します。
株を翌日に持ち越すことが多いため、取引終了後の下方修正や相場の暴落などのリスクを受ける可能性はあります。
●中期 (中期投資)
1ヵ月~半年程度で売買する方法。
ある程度その企業の将来性を買って投資するが、相場の状況や企業業績などにより利益確定や損切りを行っていきます。
売買手数料があまりかからないというメリットがあります。
サラリーマンなど株式投資にあまり時間を掛けられない人に向いた投資法です。
●長期 (長期投資)
半年~年単位で売買する方法。
その企業の将来性を買って投資します。
企業の業績や今後の事業計画などを十分に調べてから投資する必要があります。
その企業が不祥事を起こした場合や業績不振、倒産などのリスクを受けやすいというデメリットがあります。
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